5年前の今日、12年ちかく一緒に暮らした猫が息をひきとった。
年取って最後は4日間、水も飲めなかった。
大切で、かわいくて、一緒にいると幸せで、うれしくて。
いいにおいで、ふわふわで、やさしくて。
そばにいると心から満ちたりた。
猫がいなくなってすぐ、娘がうまれて。
さびしがっている暇がなくなって。
毎日ものすごくにぎやか。
娘がうまれる前。子どもがいる人に、子どもと動物のかわいさって違うんですか?と聞いたことがある。
違います。との答え。
わからなかった。今はわかる。
違います。
子どもも、とってもかわいい。
動物のとは違う種類のかわいさ。
猫がいたから仕事もがんばれた。
かわいくて大好きだった。一緒にいてくれてありがとう。
最期につきっきりで看取れたのは、夫のおかげ。
5年前、私が大好きな苺を買って駆けつけてくれたじいじ。嬉しかった。
友達も母も来てくれた。遠くて何もない田舎まで。
猫の四十九日頃、バトンタッチするみたいにうまれた娘。
おなかの中にいる時私は泣いてばかりだったけど、娘は元気いっぱい、明るくにぎやかすぎる子に育った。
おなかにいる時の記憶は全くないらしい。
猫がいたときとは、生活がガラッと変わった。
懐かしく思う。穏やかで静かだった。
一緒にいてくれてありがとう。
またね。
猫のために娘が選んだ花。入浴剤で出来ている。
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